霊とバイク


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001 2024/10/31(木) 07:49:00 ID:Ak9uB6YY6E
後ろ!後ろ!

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002 2024/10/31(木) 08:49:47 ID:o2s4jbh5fo
>>1
レスがつかないで可哀想だからオレがしてやるよ。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

 
 
 
 
もちろん、sageでなwww
   

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003 2024/10/31(木) 12:49:06 ID:mQ2zbbgkf6
007 2024/10/31(木) 16:18:42 ID:SEF3Azses2
008 2024/10/31(木) 16:36:33 ID:bycQBM8L4I
私に初めて友達が出来た
のは忘れもしない十年前
の夏でした引っ込み思案
で常に一人で遊んでた私
を気遣い父が連れてきた
友達それが犬だった私と
犬は常に一緒どこに行く
時も何をする時にも一緒

まるで本当の友達の様だった
いろんな芸も教えた犬の十八
番は待てどんなご馳走を前に
しても一度待てと言えば犬は
いつまでも待ち続けていた犬
以外の友達なんかいらないと
当時そんな事を思っていた私
だったがそんな思いと裏腹に

犬に興味をもった子供達が私
の周りに増えいつの間にか犬
以外の友達が沢山出来ていた
それから私の興味が犬から他
の事に移るのにそんなに時間
はかからなかった以前の様に
私と一緒に散歩に行きたい犬
ワンワンと吠える犬そんな時

彼の十八番が役に立った私は
犬に一言待て犬は常に私が帰
ってくるまで待ち続けていた
そんな折父の店が倒産し裕福
だった私の家は没落私たちは
借金取りに追われ着の身着の
まま逃げる羽目になった自分
たちの生活もままならぬ状況

真っ先に切り捨てるべき対象
は子供の私も理解できた自分
の運命を察したのか犬は手足
が千切れんばかり追いすがり
私はいつもの一言を犬に冷徹
にあびせた待て私は一度も振
り返る事なく犬の前を去った

  ­  

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009 2024/10/31(木) 16:38:49 ID:bycQBM8L4I
それから数ヶ月私の足は
あの場所へ向かっていた
既に遠い町へ引っ越して
いた私だったがどうして
も犬の事が頭から離れな
かった犬はきっと大丈夫
きっと誰かが拾ってくれ
ているはずだと思ってた

今思えば私は早く安心した
かったのだ私に罪はない事
を犬が生きてる姿を見る事
で自分を正当化したかった
だが犬は誰かの物にも亡骸
にもならずそこで待ってた
一歩も動かずにただじっと
私の帰りを待っていたのだ

あっ?!酷いもんじゃろ?
暫く前にそこに捨てられて
おっての親切な人が連れて
行こうとしたり餌をやろう
としたり色々としとったん
だがこやつどうゆう訳か頑
としてここから一歩も動か
なくってその内誰も相手に

しなくなってしもうた主人
がまさか戻ってくるとでも
思って待っておったのかの
何れにしても哀れな話じゃ
そっと手を伸ばし頭を撫で
ると微かに開いた虚ろな目
で私を見た犬は僅かに尻尾
を振るそぶりを私に見せた

それきり動かなくなった犬
お嬢ちゃんそうかあんたが
こいつのご主人じゃったか
犬は私の待ての命令を守っ
てたのねあの時からずっと
・・ずっと・・!犬・・私
はあなたに何て謝ればいい
の?何度謝ればいいの?!

  ­  

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