中古のオートバイの走行距離を実際より短く雑誌などに表示して販売したとして、 
 消費者庁は16日、東京都内の合わせて3つの販売業者に再発防止を命じる行政処分を行いました。    
 再発防止の命令を受けたのは、いずれも東京都内の中古オートバイの販売業者で、 
 足立区の「アトム商会」と「クラッチ」、それに世田谷区の「インテーク」の3社です。    
 消費者庁によりますと、これらの3つの会社は合わせて34台の中古オートバイについて、 
 中古車情報誌やインターネットのサイトに 
 走行距離を実際より短く表示して販売していたということです。    
 多くは走行距離が実際より数千キロから数万キロ短く表示されていて、 
 中には5万4000キロ余り走っていたのに12キロと表示されていたケースもあったということです。    
 うその表示が行われていたオートバイのほとんどは、 
 販売価格が20万円台から40万円台の中型オートバイだったということです。    
 消費者庁はこうした表示は景品表示法に違反するとして、16日、 
 これらの会社に再発防止を命じる行政処分を行いました。    
 消費者庁によりますと、3つの会社はいずれも処分の対象となった内容を認め、 
 「今後は再発防止に努めたい」と話しているということです。
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